すた丼のレシピ #レシピ #すた丼

学生の頃の思い出の味ってありますよね
いわゆるいまで言う「伝説のすた丼」のお店が学校の至近距離にあったのよく行ってました

その頃はまだチェーングループではなく、狭めな客席から厨房が丸見え。
というわけで4年間オペレーションを凝視し続けたすた丼の作り方を紹介しますん。

とはいっても「完全再現」というわけでなく、「あの頃の雰囲気の再現」ですので悪しからず(´・∀・`)げらげら

1、材料
豚肉とネギはいつでもすた丼を作れるよう冷凍してあります。
今回はポーチドエッグを用意しました。
いまは温玉やとろろなどいろいろありますが、当時お店では小さめの生卵でした。

2、タレ
通販のタレを60ml使用するのが最も雰囲気出ますが、今回はあり合わせのもので。
にんにく、醤油、みりん、中華スウプの素ですね
あと胡椒も。

にんにくは高級品を使うと「あの感じ」が出にくいですのでチューブを7センチくらい。
本物は味付けの濃さの割に醤油の色が付いていないのが特徴ということで、みりんとスウプの素を割と強めに効かせておきましょう。

3、油通し
豚に油通しです。
いろいろな再現レポートで炒めるとか湯がくとか書いてあるものもありますが、油通し一択です。
とわ言え毎度家庭でこれでは厳しいときもあるので、そういうときは湯通しですね。
ネギより先に炒めるとかしてはなりません。

4、油を切る
肉をジャーレンにあけて油を切ります。
すた丼一部店舗で油通しがフライヤーになっていて驚きました。

5、炒める
油通しのときに切った油を使ってネギを炒めます。
フライパンはリバーライトの28センチですね。
冷凍してあるので長く炒めましたが、生の場合強火で短時間の調理がいいですね。

6、ご飯にのり
「あの頃のお店の量」は流石に無理ですが、丼に多めにご飯をよそい海苔をのせます。
ご飯の量ですが、タレを吸っても汁っぽくならない量を盛る必要があります。
濃い味付けの具材と、タレを受け入れても白米の体を保ち続けるご飯のバランス。
これが重要ですね。


7、豚を加える
本当はネギ→タレ→肉の順番だったはずですが、最近はお店でも順番が変わっていたり炒め時間が長くなっているような気がします。

要はみりんのアルコールが飛べばいいわけですね

8、タレを加える
強火にして一瞬でタレに火を通します
最近肉を鍋の端に寄せてタレを沸騰させているお店があったけど、あれはなんの儀式だろうか。
なんにしても肉に味がしみすぎてはいけません。

9、盛り付けして完成
ご飯の上に若干タレを切って盛り付け、中央にポーチドエッグを落として完成。
無我夢中でかっこみましょう。

少量のご飯で「あの頃の感じ」を味わうには、ご飯の上に具を乗せずに別皿にすることです。
いわゆる「すたみなライス」ですね

かつて「すた部」というものがありました。
陽が落ちると男たちがどこからともなく現れ、無言で入店。
すた丼を平らげて店を出るまでほとんど無言。店を出て「食べたね」と言って闇夜に消えていく。
そんな部活でした。

すた丼のようなジャンルの食べ物の良さは、短期間で大量のカロリーや塩分を摂取することによりドーパミンが放出されることにあると言えます。

決して賑やかにお友達と騒ぎながらつつくような料理ではありません。

どうかお店を訪れる際には世を忍ぶ目立たない装いで単独で入店し、無言のうちにすた丼をかっこんで来てください。

へいおまち(´・∀・`)!!

コク保管庫

児玉龍典のブログ 雑多な感じのあれを通じて、世に偏在する「コク」とやらを保管します。(保管するとは言ってない)

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